キャベツの育て方

秋まき春どり栽培の場合は、9月中旬~10月下旬に種まき
10月中旬〜11月上旬に植え付け、翌年5〜6月に収穫を行います。

おてがるキャベツ

秋まきして翌春に収穫するキャベツは内部まで黄緑色を帯びて
みずみずしい「金系201号」や「金春」などの品種が適しています。

専用培養土に深さ1cmの窪みを離して2ヵ所作り
それぞれの穴に1粒ずつ種をまき周りの土を
5㎜程薄く被せ、手で軽く押さえ土と種を密着させる。
種まき後にたっぷりと水やりをしました。

残念ながら半分も芽が出ていません。
芽が出ないポットに追加で種子をまくことにしました。

土作り

キャベツは、連作障害を避けるために、同じ場所での栽培間隔を2〜3年あけるようにします。

苦土石灰100g/㎡を施して根が深くまで伸ばせるよう30cmほどの深さまで
しっかりと耕した後に高畝にして水はけをよくしておきます。

1週間後まず①牛糞②鶏糞
を施肥します。

キャベツは、肥沃な土を好みます。

次に籾殻・米ぬかを施して良く耕します、もちろんスコップクワなどで十分です。
キャベツ栽培に適した畝は平畝で、高さ10cm~20cm幅60cm〜80cm程です。

ポットまき結果

芽が出ないポットに追加で種子をまいてから3週間が経ちました。
2つのポットからは最終的に芽が出ず、その結果、10ポットのみが成長しました。

2株共に成長したものが3ポット

後は種を2粒撒いても1株のみでした

苗の植え付け

キャベツの生育適温は15~20℃で苗を植え付ける間隔は30~40cmです。
2株育った株は茎ブロッコリーの時と同様に根鉢より一回り大きな植穴
の中で包丁で半分に分けた後にハンドスコップを使ってもう1つの穴へ
植え付けます。これで1ポットより2株育てる事に成功です。

植え付けから約2~3週間後に化成
肥料30g/㎡を株の周りにまき、
土と肥料(米糠も有効)を軽く混ぜ
て株元に土寄せをします。

アオムシにやられた!
アオムシが主に発生する時期は
4~6月と9~11月です。
レタスや春菊などのキク科、人参
などのセリ科の植物を嫌います。

特にレタスはその傾向が強くアオムシ予防のコンパニオンプランツとして
おすすめです。
コンパニオンプランツ(共生植物)とは、異なる種類の野菜を一緒に育てる
ことで、病害虫の発生を抑えたり、生長を促進する効果がある栽培法です。
この方法は、健全な環境を作り出すことで、より豊かな収穫をもたらします。

植え付けから二か月、外葉が虫に食われながらも中から出で来る何重にも
集合した葉が内側に湾曲することで結球がはじまりました。

葉がしっかり丸まることを”結球性”と呼びます。
結球は植物の成長過程で重要な段階であり光の取りこぼしや湿度温度などが
結球に影響する可能性があります。
結球することで内部の葉が光を受けづらくなり
葉は軟白化して苦みが消えます。

結球始まりから一か月、立派に育ちました。
キャベツは水分が豊富で、100gあたりのカロリーはわずか21kcalと低いため
ヘルシーな野菜として知られています。それにもかかわらず、キャベツは
豊富な食物繊維を含んでおり、これは小腸で消化・吸収されずに大腸まで
達しておなかの調子を整えるのに役立ちます。

キャベツはさまざまな調理法に適しており、サラダやスープにすることで
楽しみながら摂取できます。また、キャベツの栄養素は熱に弱く、水に溶け
やすい性質を持っています。そのため、サラダやスープといった加熱を最小
限に抑えた調理法を選ぶことで、無駄なく栄養を摂取することができます。

キャベツの外側の葉が割れてしまう「裂球」は、生育適温に近い気温が続き
生育が旺盛となるためです。この状態では、葉数と葉重が共に増加し、
球の充実が急速に進むことによって起こります。

裂球が始まりかけたら、外葉を取り除いたり、株の周りからスコップなどを
入れて根を切断する「断根」を行うことにより、裂球をやや遅らせることが
できます。また、収穫遅れになっている時期に雨がよく降ると、
やはり裂球が進行します。